株式会社 松崎桜葉商店

桜葉物語

桜葉物語-松崎町は日本一の桜葉生産地です-

 

 

 

桜葉漬の歴史
 伊豆半島に桜葉漬が伝わったのは明治の終わり頃と言われており、船で樽・塩が南伊豆町の子浦地区に運ばれ 山の桜葉に漬け込まれたのが始まりと言われています。
 昭和34・35年頃より桜葉漬の中心は子浦から松崎に移ったと言われおり、その時代の松崎町は首都圏の重要な炭の生産地で薪炭生産が盛んな時期であった。しかし昭和38年頃に炭生産はピークに達し、徐々に燃料は炭から石油に変わったのである。
 この炭にする材料がオオシマサクラの木であり、その葉を塩漬けにしたのが桜葉生産の始まりで昭和37・38頃から松崎町で本格的なオオシマサクラの栽培が始められた。そして、今日ここ松崎では全国の約7割の生産を誇り桜葉生産が日本一となったと言われています。

 

オオシマサクラ
 伊豆半島に自生し、桜の葉が少し先に出て花が咲き 花の色は真っ白で一重であるこの桜は山桜の一種であり、葉形が良く、若葉は唯の緑色である桜葉特有の芳香成分であるクマリンの含有量が他の桜より多く含まれています。また葉の裏面に産毛が全くないのが特徴です。

 

桜葉の採取と収穫
 毎年1月下旬より木の剪定をします。新芽が出たから8月下旬まで収穫が続きます。

 

まるけ
 採取された葉は大きさを選別し50枚を1束としてカヤの紐でくくります。この作業を「葉のまるけ」と呼びます

 

生葉と葉の漬け込み
 採取した葉は毎日集荷され、その日のうちに生葉の出荷と残りは漬け込みされます。

 

桜葉漬の利用
 漬葉は日本を代表する古来の和菓子である桜餅の材料として使用されます。その他、アイスクリーム・クッキー・ワイン・そば・カステラ 等に使用され松崎町のお土産として販売されています。


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